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韓国研修

年初の試みとして韓国研修を行いました。例年は中国研修を行っていましたが、コロナ禍の影響もあり今年は韓国で研修を行うこととなりました。韓国の国を挙げての施設園芸や最新の工場を視察してきました。

 

【1日目】

 5月30日~6月2日の第1班、6月7日~6月10日の第2班に分かれて、釜山に向けて成田空港出発!

 1日目は釜山観光です。晴れた良い天気になりました。

 最初の観光地は甘川文化村(カムチョンムナマウル)ここは、『韓国のマチュピチュ』とも呼ばれ、1950年代の朝鮮戦争時、避難してきた人々が家を密集して建てたのが始まりです。カラフルな街並みでした。海の上をケーブルカーで移動し、釜山の街並みも見物しました。

 本日の夕食は海鮮鍋!港町釜山でとれた新鮮な海産物がふんだんに使用されています。

夕食後にBIFF広場、チャガルチ市場を見学し、1日目は終了です。

 

【2日目】

 2日目はパプリカとトマトの圃場を視察し、ソウルへ移動します。

 まずはパプリカの圃場へ。オランダ式のハウス栽培で、天井からパプリカの幹が吊るされています。ガラスの透過率を利用したガラスハウスもあり、費用は掛かりますがパプリカを効率よく栽培できるのだそうです。

揺れる昇降車で収穫実習

 

 トマトの選果場、圃場へ移動。

 ここで選別されるトマトは輸出用のものが主で、機械でサイズごとに自動で仕分けられます。輸出用のトマトで一番重要なのは“固さ”とのことでした。輸出先で加工用として使用されるため、輸送時につぶれてしまわないことが重要なのだそうです。

 

 2日目の昼食は韓国の伝統的な韓定食です。テーブルいっぱいに野菜や豆を使った料理が並べられました。お腹いっぱいです!

 腹ごしらえをして、次はトマトの圃場を視察します。

 トマトは幹の匂いが強いほど、良い状態で育てられている証なのだそうで、農家の方に許可を得て匂いをかがせていただきました。(トマトが凝縮された匂いがしました!)

 パプリカ同様、天井から幹を吊り下げて栽培されていましたが、一点違いがあり、幹を吊り下げる糸がレーンにつながっています。そのレーンを動かしてとぐろを巻くように幹を巻くことで、作業しやすい高さに調整しているのだそうです。

 海辺近くのパプリカの選果場も視察しました。輸出先の需要に応じた栽培サイズの調整と値段交渉が大変であり、しかしそこに面白みがあるとのお話を聞かせていただきました。

釜山を離れ、ソウルへ向けてKTX(韓国高速鉄道)で移動します。ソウル到着後の夕食は、韓定食を西洋風にアレンジしたコース料理です。

【3日目】

 韓国研修3日目、工場の視察を行います。

 最初の見学先は、ミョンサラン様。乾麺の製造から始まり、今では冷凍、冷蔵の麵セットや、付け添えの揚げ物、ソース・タレなどを製造しています。創業30年企業様です。

旭物産のロゴ入りの横断幕まで作って歓迎して頂きました!

会社の入口

工場入室手洗い時のダイソンの機械

 昼食を済ませ、プルムウォン様の工場を視察させていただきます。

 豆腐製造から始まり、今では総合食品製造業へと発展しました。豆腐の生産から各納品先への仕分けまでほとんどが機械化されていましたが、豆腐を作る上で一番重要な水加減は、今でも人の技術によるところが大きいのだそうです。

プルムウォン様の商品構成

夕食に味付きカルビを頂き、3日目は終了です。

【4日目】

 韓国大統領府が置かれていた青瓦台、南大門を見学してから、現地の市場とスーパーマーケットの視察へ行きます。

 まずは通仁市場、南大門市場へ。

通仁市場は下町の商店街のような趣です。南大門市場は多くの人が観光で訪れていていました。

通仁市場

南大門市場

ロッテマートとイーマートにてマーケットリサーチ。

もやしは日本よりも大袋で売られており、豆付きのものがほとんどでした。

韓国の緑豆もやし

サンチュなど野菜はカップ売りのものが殆ど

パプリカは日本のスーパーより大きいサイズが並んでいます

お寿司のトレーは1貫1貫がずれないように工夫されています

 

 充実した4日間でした。大韓航空に乗って日本に帰国します。

 日本では味わえない現地の空気や、物価高の影響で変わりゆく世界経済を肌で実感できる貴重な機会になりました。